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循環畑@友部 第1回目開催!

更新日:2021年3月18日

友部コモンズプロジェクトの1st actionである循環畑講座の初回が3/13(土)に開催されました!


コモンズプロジェクトは一言で言うと「生活インフラを自分たちで作って、なるべくお金に頼らない共助コミュニティを作る」ことを目指す実験です。その1st actionとして、友部の空き家の庭を使って、自然の循環を大事にした「雨水のみ、農薬・肥料不要、手をかけない」循環畑を講師の優子さんに教わりながらみんなで作ります。



初回のこの日は「この土地に一番適している野菜は何か?」を探るため、1.0X1.5mサイズのテストスペースを作りました。小さいスペースでいろんな種を少しずつ撒いてみて、元気よく出てくる野菜がこの庭の土壌に適したものということになります。で、それを2回目以降に本格的に畝を作って種を撒くという段取りです。優子さん曰く、その土地に適していれば大根のような野菜でも勝手に自生してくるそうです。素晴らしい…!


今回は税理士さんや市民活動のリーダーをされている方や、すでに有機農業の畑をやっている方などなど多様な方々6名の皆さんが参加してくださいました。



◎まずは座学から「循環畑とは?」


優子さんから循環畑の循環とは何か、自然の循環を活かすとはどういうことか、そのための手順などを座学で学びます。山や森は誰も水やりしたり肥料や農薬を入れないのに、なぜ大丈夫なのか?逆に、なぜ普通の畑だとこまめに世話をしなくてはならないのか?自然農法や有機農業などいろんな実践から得た知見をお話してもらいました。参加者の皆さんからも「F1種って?」「固定種と在来種の違いは?」など質問がたくさん出て、盛り上がりすぎて危うく畑での時間がなくなるところでした(笑)



◎天地返し、からの畝づくり


この日は朝からあいにくの雨で、皆さんカッパを着ての農作業となったのですが、なぜか庭に出るあたりから雨がやみ、終了、お疲れ様~!という頃にまた降り出すという奇跡が起きました。日頃の行いが良すぎます。


テストスペースを作るにあたり、天地返しという作業を行います。土壌の養分の循環を可能にするために、微生物が活躍しやすい土の構造を作ることが目的です。そのために土中の層を掘り返して上下入れ替えたり、そこに腐葉土・油かす・米ぬかなど微生物の餌や住処になるような材料を加えていきます。


もとが雑草だらけの荒れた庭ということもありますが、途中、スコップが入らないほど硬い層も出てきて、掘り返すのは結構な重労働(笑) 循環畑の作業では、疲れたら「じゅんかーん!」と言ってほかの人に交代してもらいます。そんな声掛けや笑いからチームワークを体感していくのも循環畑づくりの大事な要素です。


何もない荒れた庭にだんだん小さな畝が現れてきます



◎種を撒く


畝ができたらいよいよ種を撒きます。今回まく種は 野口のタネ という伝統野菜や固定種のみを扱っているお店から調達したもの。春菊・サニーレタス・チマサンチュ・小松菜・ラディッシュ・ほうれん草・イタリアンパセリ・ニンジン・いんげん豆をまくのですが、普段なかなか野菜の種とか見ることないですよね?「え?これ砂にしか見えないけど、どれが種?」「ちっさい!」とかいろんな驚きがあります。有機農業をやっている参加者の方からは「種に色がついていない!」という感想も。それぞれの野菜がどんな花をつけて、それがどんな種の飛ばし方をするのか、それによって撒き方も変わります。この子は優しく軽く埋めて、こっちの子は割とテキトーに。





◎最後にネットで保護して完了!


撒いた種たちは赤ちゃんなので、防虫ネットをかけて大事に守ってあげます。次回1か月後の循環畑のときには、芽が出てるはず!…っていうか、ほんとにあの荒れた庭がホントに畑になっちゃうんだ、すごいなあって感じです。来月どんな感じになってるかめっちゃ楽しみ!!






◎参加者の青野さんが今回の感想をnoteに書いてくれています!


◎循環畑とは ~土は生死が共にある舞台~


◎循環畑講座の参加はこちらから!



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